サーバー移行を多数手伝わせていただいておりますが、先日お手伝いさせていただいた案件でのお話。
運用中のレンタルサーバーが、アクセス数アップや容量不足などから移行(レンタルサーバーお引っ越し)する場合、
移行先の選定で現状レンタルサーバーより
- 多くのアクセスに耐えられるか
- データベースの環境
- 収容容量
- サーバーメモリー数
等々サーバースペック上のみに目がいってしまいがちですが、大事な運用上のスペックが抜けてしまう場合があります。
昨今は、Wordpressなどの脆弱性を突いた海外からの大規模攻撃などがあらゆるところで起こっております。
そんな事が起こった場合、どこからでもサーバーに素早くアクセスして対応をしなければなりません。
また、日々のメンテナンスなどでも簡単な操作でデータベースのバックアップやリストアをやりたいと言うことがあります。
それらのことを実現できるのが SSH と言うコマンドを使った遠隔操作です。
昔は、セキュリティ対策等の面から導入されていない会社がありましたが、現在は、セキュリティ対策もされほとんどのレンタルサーバー会社では、SSHを利用できるようになっております。
大きなデータでも圧縮した物をアップロードして展開と言ったことも簡単にできFTPを使った場合などとかかる時間も半分以下のことも有ります。
また、ファイルもパーミッションなども一気に大量に処理できます。
データベースのデータも容量に関係なくリストアやバックアップも取れます。
これかなり重要で、コマンドが使えない場合 phpMyadmin と言うサーバー管理ソフトを使う場合、大概扱えるデータに制限が有り大きなバックアップデータは使えず漏れなどがある場合も出てきます。
当然移行の時は、タイムラグが生じ差分を差し替えなければならない場合など、 phpMyadmin での操作では時間もかかり漏れのリスクも生じます。
これらの事柄は、運用上のことなのでなかなか選定者にはわからない場合があります。
Linuxの有用実績があれば、SSHが使えないサーバーなどはとうてい選びません。
ですが、先日 SIXCORE と言うレンタルサーバーへの移行を行った際、なんと驚いたことに SSH が使えないと言うことでした。
調べてみるとアフィリエイトをやっているブロガーさんに人気のレンタルサーバー会社のようでした。
なるほどと思いました。無料ブログから入った方が多いので、当然SSH等使えるわけも無く phpMyadmin のみの操作でもできるわけです。
企業利用の場合は、アフィリエイターでは無いので上記点も考慮した方がいいと思います。
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